ヨガのポーズ・極上シャバアサナ【穏やかな身体と心を取り戻そう】

こんにちは。miwaです。

シャバアサナ＝屍のポーズ

　ヨガをしている人はほとんどの方が知っていると思いますが始めて聞くかたは、「何それ？恐ろしそうな名前がついてるけど、どんな恐ろしいことさせられるの？」と言う反応がまぁ普通です。だいたい屍って、怖すぎ、やっぱヨガって怪しいんだね。と思われそうなんですが。。(笑)

このシャバアサナ、実はとても気持ちのいいアーサナです。ポーズの画像はこちらです。

そう。マットの上に仰向けになるアーサナなんです。「え？寝てるだけ？」って思われそうですが、これもアーサナと名前が付いているだけあって、間違いなくヨガのポーズなのです。基本的にはレッスンの最後に行う、身体を休めるアーサナとなっています。（レッスンによっては最初に行うこともあります。）しかしただ横になっているだけではなく、実はとても難しいアーサナのひとつとも言われています。

シャバアサナの目的

　シャバアサナの目的は一つ。
　「瞑想」状態を目指すこと
　つまり、ヨガ本来の目的である「瞑想」状態をレッスンの最後のアーサナとして行い、身体の感覚を手手離し、さらに心も感情を手離すことを目指しています。
　形だけを見ると簡単に出来そうですが、身体も心も一旦自分から手離して瞑想状態に近づいていくことが目的のアーサナなので、実際にはとても難しいと言われているのです。

シャバアサナのやり方とポイント

　まずは身体全体を隅々まで見渡して、力みなどがあれば緩めていきます。身体全体が重力に引っ張られて沈んでいくような感覚が身体が感じられたら大成功、次は心を手放すことを目指します。身体が休んでいたとしても、頭の中が明日の予定の事や、昨日の出来事などで、せわしなく動いていませんか？それではシャバアサナの状態とは言えません。色々な出来事や思いが浮かんで来たらその事に引っ張られず、自分の呼吸に意識を向けてみると集中できるようになります。

シャバアサナの効果

　シャバアサナには沢山の効果があります。

　よくシャバアサナをしていたら、本当に眠ってしまったという人も多いと思います。実はアーサナ後のシャバアサナでの睡眠はたった５分でも３時間以上の睡眠効果があると言われているようです。（私のヨガの先生のお話です。）私も何度か本当に眠ってしまったことがあるのですが、目が覚めた時は本当に身体が軽くなっているような気がします。
　また普段、無意識のうちに身体に力を入れていることはありませんか？例えば自分でも気が付かないうちに、いつも肩に力を入れて肩が耳に近づいてしまい肩凝りの原因になったり、眠っている時でさえ奥歯を噛みしめて顎に力が入っている人もいます。シャバアサナは、この「無意識の力み」に意識を向けて、緩めていくことでリラックス効果や姿勢や内臓を整える効果が期待できるのです。

シャバアサナで穏やかな自分を取り戻そう

　ヨガを続けている多くの人が「シャバアサナを終えた後の心も身体もスッキリした感じが好きで続けている」と話します。もちろん私もその一人です。心地よいシャバアサナの為に、アーサナを行っているといっても過言ではないと思います。
　例えば、その日1日がとても忙しい日でイライラしていても、とても嬉しいことがあってワクワク・ウキウキしていても、どちらであってもそれは本来の自分ではなく外からの環境に心も身体も影響されている自分です。ヨガの目的は瞑想と言われますが、それは本来の自分と繋がることです。今の自分の環境がどんな状態であっても、シャバアサナを終えると身体がスッキリとして本来の自分を取り戻し、心も本来の穏やかな状態を取り戻していることに気が付くと思います。
　日常生活でも、睡眠前にシャバアサナを行う要領で身体の力を抜いていくと、少し前まで興奮して眠れないかも・・・と不安だったはずなのに、知らない間に眠っていて気が付いたら朝だったという事も何度かあります。
　シャバアサナを日常生活にも上手く取り入れて、いつも穏やかな自分と繋がっていけたらいいですよね。
　再度までお読みいただきありがとうございました。