こんにちは。ヨガインストラクターのmiwaです。
マインドフルネスな生活を送るとメリットは沢山あります。でも、マインドフルネス瞑想はその手段の一つですが、ただ座って目を閉じていれば出来る訳ではありません。逆に座っていなくてもマインドフルネスな生活を実現することは可能なのです。
今回は、マインドフルネスな生活を送るために必要な考え方をご紹介したいと思います。
マインドフルネスと何?
ちなみに、「マインドフル瞑想」とは、マンドフルネスを実践する為の一つの手段で瞑想を行うことです。
【マインドフルネスな生活】ってどんな生活?
マインドフルネスな生活とは、過去のことにくよくよしたり、未来のことを心配したり、「現在」自分のいる場所ではないところに心が有るのではなく、今この瞬間に集中して生きる生活の事です。
「今」という時間は、同じような時間を過ごしているように見えても、二度と同じ時間を過ごすことが出来ません。同様に、昨日と同じ状態の自分も存在することはあり得ません。
例えば全く同じ絵を見ても、自分自身の感じ方は毎回異なります。最初はすごく好きであったとしても、徐々に好きな気持ちが薄れてきたり、逆に自分の心持ちによっては嫌いになることすらあります。つまり、自分にとって「同じ絵」ではなくなっているのです。
マインドフルネスな生活は、そのような同じ絵を見ても、「以前に自分が好きだったからきっと好きかも」などという思い込みや固定観念などをなくし、どんな時でも、まるでその絵を始めてみる新しい絵として見るように努め、その時のまっさらな自分の気持ちを感じるように、今現在、目の前で起きていることに集中して生きる事です。
【マインドフルネスな生活】を始める④+①ステップ
【マインドフルネス生活:ステップ①】自分の意識が「今・現在」にあるか確認する
まず最初は自分の状態に「気づく事」です。何か考え事をしている時は、知らない間にどんどん考えが深まってしまい、意識がどこかに行って待っていることが殆どです。まずは、今の自分を客観的に見つめる意識を持ち、今の状態に気が付く事が出来るように意識をする癖をつけるといいと思います。
今、それを考える時間なのか?他の事をする時間なのかを考え、他の事をする時間であればそのことに集中し、過去や未来のことについて考える必要があるのであれば別で時間を確保するようにしましょう。
明日の大きなプレゼンの事を考えて心配で何も手に着かないAさんの場合
【ステップ①】
「今は別の仕事をしているのにまたプレゼンの事を考えていた」と気づく
【マインドフルネス生活:ステップ②】否定せず向き合う時間を作る
未来の心配や不安、過去の失敗や後悔などは誰にでもあります。それが知らない間に自分の意識を占領してしまう事がある時、それを無視して何も無かった事にしようとすることが「マインドフルネス」ではありません。
気持ち「今・現在」に集中できない時は、過去の事を消化できていなかったり、未来の心配事に対して対応ができていない状態の可能性があり、その気持ちに気が付き、しっかりと向き合う時間を確保することが大切です。
そこで「今の自分が出来ること」を考えること、それが「今ここ」を意識して生きていることだと思います。
明日の大きなプレゼンの事を考えて心配で何も手に着かないAさんの場合
【ステップ②】不安と向き合う時間を確保する
- もう一度準備を見直してみよう
- もう一度リハーサルをしてみよう
- もう一つ資料を追加してみよう
など、今自分が出来ることが他にないのかを考えてみる
【マインドフルネス生活ステップ③】思い込みに気付くチャンス
そして、過去や未来に気持ちが動いているときは、自分の中の「思い込み」「当たり前」「常識」に気が付くチャンスです。私たちは、自分の以前の経験から未来を心配していることが多いのです。
自分の思い込みに気が付くこと
↓
その「思い込み」は自分が勝手に作り上げているものであることに気付く
↓
物事に同じものはないことに気付く
こんなサイクルで自分の「思い込み」「当たり前」「常識」に気が付くことが出来るといいなと思います。
明日の大きなプレゼンの事を考えて心配で何も手に着かないAさんの場合
【ステップ③】
↓ ↓ ↓ ↓
【マインドフルネス生活ステップ④】今の状況を受け入れる
そして、今出来ることは全てやり尽くし出来ることはもう何もない状態なのであれば、それを受け入れることも大切です。どれだけ心配や不安な気持ちや後悔の気持ちを持っていても、どうしようもない事が私達にはたくさんあります。
明日の大きなプレゼンの事を考えて心配で何も手に着かないAさんの場合
【ステップ③】
出来ることはやったしこれ以上の準備で出来ることはないな
本当はもうあと1週間時間が欲しいけど、プレゼンの日にちは決まっているからその日にちを動かすことは出来ない
など、「自分で出来ること」「自分ではどうしようもない事」両方を受け入れる
【マインドフルネス生活プラス①ステップ】ジャッジしない
そしてもう一つ、大切な事があります。
「良いor悪い」「嬉しいor悲しい」「好きor嫌い」
などのジャッジをしないこと
過去や未来に気持ちが行くことは、全て後悔したことや不安な事だけではありません。過去に起こった嬉しかったことや、将来の楽しみな事を考えて「今・現在」に気持ちがない時もあります。
嬉しいことや楽しみな事は良い事で、後悔したことや不安な事は良くない事だから、良くない事に意識を向けず、良い事には意識を向けてもいいのではないかと思いがちです。良いことだけを見て生きていこうとする姿勢は「マインドフルネス」ではありません。
実際には、過去に起きた嬉しい出来事や、未来に抱える不安なども、そのような感情は全て自分が感じていることに過ぎず、その評価は自分がしているだけなのです。
例えば「仕事が無くなる」ことはAさんにとっては将来にとっても心配事かもしれません。他方Bさんにとっては、ちょうど自分で新しい仕事を始めようと思っていたタイミングでチャンスと捉えられる出来事かもしれません。
出来事に対する感情は、人によって違いますし、同じ人であってもタイミングによってはそれに対する気持ちも変化するのです。そこで過去の経験からの感情や、自分の常識、当たり前などの固定観念を外して、客観的に物事を見ることが出来るようになることが「マインドフルネスな生活」の実現と言えると思います。
気持ちを評価せずただ今起きていることに集中する事、今ある自分をそのまま受け入れる事、このマインドフルネスな生活が、心穏やかに過ごせる秘訣とも言えます。
ヨガをすることで、そんなマインドフルネスな生活を少し取り入れることが出来ます。是非ヨガを始めてみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント