・ホットヨガが危険で体に悪いって本当なの?
・ホットヨガのリスクってどんなものがあるの?
・ホットヨガをするのに注意することはあるの?
「ホットヨガって危険で体に悪いんだよ!」
そんな言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
それは実際にこんな方々がいるからです。
「ホットヨガをしたら気分が悪くなった」
「ホットヨガ中にめまいがした」
「ホットヨガで頭が痛くなった」
「ホットヨガで身体を痛めてしまった」
こんなホットヨガの経験者の声から、ホットヨガが危険だと不安を感じている方も多いのは事実です。ホットヨガは、ダイエットの効果やデトックス効果も高く魅力も沢山あるのですが、高温多湿の中でヨガを行うので注意が必要な場合があります。
当記事ではホットヨガの危険(リスク)と、リスク回避のための対策をご紹介します。
ホットヨガの危険性【陥りやすいリスク】
ホットヨガが危険と言われる大きな原因はヨガを行うその環境にあります。
ホットヨガは、気温38~40℃・湿度55~65%と高温多湿の中で行われるヨガです。最近は、日本の真夏に40℃を超えることがありますが、大きなニュースになっていますよね。そんな高温多湿の環境で身体を動かしているため、下記のリスクがあります。
①熱中症・脱水症状の危険性
ホットヨガには熱中症・脱水症状のリスクがあります。実際、レッスン中にめまいやのぼせの症状を感じたことがある人は多くいます。
ホットヨガの室温(気温38~40℃・湿度55~65%)の環境下でヨガのような運動をすることで、汗が出ても蒸発せず体温を下げることが出来なくなり、その結果、熱中症の症状や脱水状態になる危険があります。
②自律神経が乱れる危険性
ホットヨガを行うことで、頭痛や食欲不振、不眠などの症状が現れるリスクもあります。これはホットヨガにより自律神経が乱れることが原因です。
真夏の時期に、クーラーの効いた部屋と外の猛暑の気温差で体調不良を感じたことはありませんか?同じようなリスクがホットヨガにも起こるのです。
1日に何回もホットヨガのレッスンを受けたり、冬場の寒い時期に何度もホットヨガをすることで、急激な気温差に身体が対処できなくなり、自律神経が乱れる危険性があるのです。ホットヨガのやりすぎは危険です。
自律神経の役割について
自律神経とは交感神経と副交感神経を調整しながら、循環器、消化器、呼吸器などの活動を24時間体制で調整している神経の事です。
その役割の一つに、発汗作用により、外気温の変化に応じて体の体温を一定に保つようにする体温調節機能があります。ホットヨガにより、その機能が低下するリスクがあるのです。
呼吸 | 発汗 | 血管 | 胃腸 | |
---|---|---|---|---|
交感神経優位 | 早い・浅い | 促進 | 収縮 | 抑制 |
副交感神経優位 | 遅い・深い | 抑制 | 拡張 | 促進 |
自律神経についての記事はこちらです。
◎ヨガで自律神経を整えよう【忙しい人こそヨガしよう】
③内臓に負担がかかる危険性
内臓に負担がかかるリスクとは、先述した自律神経の乱れにより胃腸の働きが弱り便秘や食欲不振を引き起こすことに加え、心臓や腎臓・肝機能への負担がかかる危険性があることです。
ホットヨガは、汗をかくことでデトックスの効果がありますが、逆に汗をかきすぎることにより、極端にミネラルが体外に排出されてしまうことでミネラル不足を引き起こしたり、逆に水の飲みすぎから腎臓に負担がかかる場合があります。また、高温多湿の環境下での運動は、心拍数が一気に上がり心臓に負担がかかる危険があり、元々持病がある場合は特に注意が必要です。
④身体を痛める危険性
ホットヨガ中に身体を痛める人がいるのは、ほとんどの場合、高温多湿の環境により体が温まり、筋肉も普段より緩みやすくなっていることで起こる「やりすぎ」が原因です。
体が温まり筋肉が緩むことは柔軟性が上がるメリットがあるのですが、逆にそのメリットが「やりすぎ」を誘発させてしまい、頑張りすぎて身体を痛めてしまうリスクとなるのです。
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ホットヨガの危険を回避!5つの対策【事前準備で安全にヨガをしよう】
私は、ホットヨガが体に悪いと伝えたいわけではありません。ホットヨガは危険性を正しく理解して正しい対策を取ることで、ほとんどの場合安全にそして安心してヨガができます。ホットヨガの効果を最大限実感していただきたいと思っています。
ホットヨガの危険を回避するための注意点は大きく4つです。
こまめな水分補給
ホットヨガのリスクを減らすには、こまめな水分補給が一番大切な対策です。一般的に水分補給のタイミングは「喉が渇いた」と身体が感じてからでは少し遅いと言われています。喉が渇く前に、こまめに水分を取りましょう。また、レッスン中だけでなく、レッスン後も大量の汗をかくことで身体の水分量が減ってしまわないように水分補給を心がけましょう。
特に大量に汗をかいた時は、水だけでなくミネラル入りの水、経口補水液、麦茶などがおすすめです。
通いすぎない
ホットヨガのやりすぎはリスクを増加させます。1か月通い放題のフリーパスを購入したからと言って毎日のように通ったり、1日朝・夜2回通うという努力家さん、何事もやりすぎは良くないと言われるのと同様、ヨガもやりすぎは注意が必要です。特にホットヨガでは、身体に何度も寒暖差を感じさせることにより、自律神経の乱れを助長する可能性があります。個人差もありますが、週3~4回を目安に、自分の身体と相談しながら行いましょう。
身体を冷やさない
ホットヨガのレッスンを受ける際には、急激に温度が変化しないような対策を工夫しましょう。
- レッスン
開始前身体を暖めておく柔軟運動などをして身体を暖めておきましょう
特に冬場など体が冷えている場合は早めにスタジオに行って身体を室温に徐々に馴らしていきましょう - レッスン中服装に注意
吸汗速乾素材のヨガウェアを着用しましょう!ホットヨガでは大量の汗でウェアがベタベタし重くなってしまいます。室内は高温多湿の為ウェアが乾きにくいので、ヨガウェアの素材はとても大切です。
→◎おしゃれ女子のヨガウェアの選び方!安くてかわいい!おすすめのプチプラ ヨガブランドはこちら! - こまめな水分補給
レッスン中はポーズに集中し水分補給を忘れがちです。特に意識をしてこまめな水分補給を心がけましょう。
- レッスン後汗対策を
シャワーを浴びて汗を流したり、しっかり汗を拭きましょう。汗は蒸発する際に身体の体温を奪って身体を冷やしてしまいます。
快適で安定したポーズを行う
ホットヨガでは、身体が柔らかくなっているように感じる為、つい頑張りすぎてしまいがちです。特に高温多湿の環境下では、高温により頭がぼーっとして、普段より意識が向きにくい場合もあります。
「ホットヨガでは知らないうちにやりすぎるかも」と常に意識を持ち、違和感や抵抗感を感じたらポーズを緩めたり、離れることも選択のひとつです。自分の身体を守るのは自分自身です。
ヨガは「快適で安定したもの」であるとヨガスートラにも書かれていますが、ポーズの形を追いすぎず、心地いいヨガをするように心がけましょう。
その他、心臓疾患や高血圧などの持病のある人は始める前に医師の判断を仰ぐようにしましょう。
ホットヨガが合わない時は常温ヨガをしよう
ご紹介したホットヨガの危険を回避する対策をしても改善が見られない場合は、ホットヨガを辞める勇気も必要です。元々自律神経が乱れやすい人や、肌疾患などを持っている人が無理をしてホットヨガを続けてしまうと症状を悪化させてしまう可能性もあります。せっかく体に良いことをしようと始めたのに、元も子もありません。
常温ヨガや自宅で出来るオンラインヨガに切り替えることをお勧めします。
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ホットヨガの危険性を正しく理解して安全なヨガライフを
今回は、ホットヨガが危険と言われる理由をご紹介しました。
ホットヨガの危険性を正しく理解し自分に合っているかどうかを見極めれば、ダイエット効果・デトックス効果・むくみ解消効果など、ホットヨガから得られるメリットはたくさんあります。
ヨガを始める人にとって、楽しく快適なヨガライフ送ることが出来るようにと強く願っています。下記ホットヨガと常温ヨガ違いについての記事も参考にしていただき、ご自身に合ったヨガをして、心も身体も健康になりましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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ホットヨガの危険性を正しく理解できましたか?もし今ホットヨガを始めようか迷っている人は、しっかりと対策をして体験予約から初めてみてください。ヨガのある生活を始めていただけたら嬉しいです。
コメント
miwaさん、こんばんは😃
自分は最初、ホットヨガに行った時真冬で汗が引かないで外に出たら風邪を引いてしまいました。
汗をガッツリかけるから良いのですが自分の経験から代謝の良い人は水分補給に特に気を付けないといけないと思いました。
後レッスン終わったら塩分補給もした方が良いと思いました😊
知識を知った上で楽しくレッスンすれば事故も起こらないと思います。
またブログ楽しみにしてます😊
ゆきさん、こんにちは!
なるほど!水分補給に合わせて塩分補給も大切ですね!ありがとうございます☺️
リスクを知っていれば対策ができますもんね!ホットヨガを安心して安全にしていただきたいです。
ありがとうございました。