こんにちは。ヨガインストラクターのmiwaです。
ヨガを始めるとき、多くの人が不安に思う事の一つに身体の柔軟性があると思います。
よく周りの人からも「私身体硬いけどヨガできるかな・・」って聞かれます。
確かにヨガ=柔軟性というイメージがありますよね。私も始める前はそう思っていました。
確かに、雑誌やSNSなどの写真を見ていると、このポーズどーなってるの??と驚くようなポーズが沢山載っています。
前屈や開脚も自信ないのに、いきなりこんなポーズをクラスでとったりするんだろうか?と不安に思ったりするかもしれません。
安定して心地の良い状態を探す事がヨガ
雑誌の写真で見るようなヨガのポーズを最初から取ろうというのは、初めてサッカーをする人のチームが日本代表に勝利しようとするようなものです。ヨガも同じで、どんな人でもいきなりあのポーズは取れません。たとえ柔軟性がある人でも、表面上できているように見えても、実際にヨガのアーサナとして完成していると言えるようになるにはとても難しい場合が多いと思います。
【タダーサナ(山のポーズ)できますか?】
ただ立っているだけに見えるこのタダーサナのポーズも、「アーサナ」という名前がついているだけあって、このアーサナをとるときには、ただ立つという感覚とは全く異なります。
「正しく立てているか=体のどこにも無理のない状態・心地の良いと感じる状態でタダーサナを取れているか」
そんな今の自分の状態を内観することがヨガのアーサナを取る目的なのです。つまり体の硬さとは無関係です。
こんな風に難しく話してしまうと敬遠されがちですが、簡単に言えばヨガのアーサナは、安定して心地のいい状態を探す事です。
他のアーサナでも今の自分の状態の中で「伸びていて気持ちいいな」と感じる部分で行う事が一番大切です。アーサナはそれを知るためのツールにすぎません。
体が硬くてヨガのポーズが取れないときは・・・
とはいえ、身体が硬いとアーサナの形が全く出来ないこともあると思います。そんな時はどこがつらいのか?腰なのか、もも裏なのか?をまず内観して見つけることが大切です。
例えば、「安楽座=スカアーサナ」が最初はきついと感じる方も多いと思います。
これも、お尻の下にブランケットやブロックを使ってアーサナをとると、背筋がまっすぐに伸びて気持ち良く呼吸できるようになるかもしれません。両方のかかとを一直線にしようと無理していた両足を少し緩めたら楽になるかもしれません。
人それぞれ、今の自分に合ったアーサナがあります。
このように、ヨガは形ばかり求めるのではなく、まずはつらい場所、違和感のある場所を見つけること、そしてどうしたら気持ちよく感じられるのかを自分の身体と相談して決めていけばOKなのです。伸びていて気持ちいいなと感じられる場所を探して、その動きを続けていくと可動域が広がっていき、ブロックなどがなくても出来るようなります。そして、最終的には写真で見るようなアーサナに近づいていくと思います。
ヨガのクラスに参加する際は、きついと思いながら我慢して頑張るより、是非インストラクターに相談してみましょう。きっと一人一人に合ったアドバイスがもらえると思います。(ちなみに私はこのアドバイスが的確に出来るように学んでいます。)
身体が柔らかくなるメリット
●可動域が広く怪我をしにくい→特にスポーツをやっている人にはお勧め
●血流が良くなる →基礎代謝のUPによりダイエット効果、肩こり・腰痛の改善
●良い姿勢が保つことが出来る→姿勢が良いと綺麗に見え、アンチエイジング効果
などなど、、いいことしか思い付きません(笑)。
身体が硬い人こそヨガを始めよう
もしも身体が硬いからヨガを始めることが不安だと感じているのであれば、私は自信を持って全く心配無用ですとお答えします。むしろ身体が硬い人にこそヨガをお勧めしたいと思っています。恐らく日常生活が変わっていくと思います。
私の周りには、前屈で手が脛までしか下がらなかった人が半年くらいで床につくようになった人もいます。(もちろんペースは人によって異なりますが)
ヨガ哲学に「人と比べない」と言う教えがあります。いつでも自分のペースで大丈夫。興味があるけど、硬いことが不安で一歩踏み出せなかったと言う方、是非勇気を持って初めてみてください。これを読んで大丈夫かも、初めてみようかなと思ってもらえたら嬉しいです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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