・ヨガとピラティスって何が違うの?
・ヨガとピラティスどっちを選べばいいの?
・ヨガとピラティスは効果に違いはある?
・ダイエットにはヨガ?ピラティスどっちがいいの?
今回はそんな疑問を解決する「ヨガとピラティスの違い」についてお話します。
ヨガとピラティスは似ているようで実は全く違います。特徴・効果・目的の違いを分かりやすく解説します。また、向き・不向きや、目的によってどっちがいいのかを解説しています。
ヨガとピラティスの違い|目的と効果の違い
ヨガとピラティスの違いを一言でいえば、下記のように言えると思います。
と言っても、わかりづらいかもしれませんので、下記表にまとめてみました。
目的 | 効果 | 運動量 | 呼吸法 | |
---|---|---|---|---|
ヨガ | 心を整える |
リラックス |
少なめ (種類による) |
腹式呼吸 |
ピラティス | 身体を整える |
ボディーメイク |
多め |
胸式呼吸 |
ヨガとピラティスは、見た目は似ていますが、実は目的や効果、やり方も全く違います。
ヨガはどちらかというと、深くゆったりとした呼吸に合わせて身体を動かすことで、身体と心を緩めリラックス効果が高いのに対し、ピラティスでは、しっかりと身体を動かし、理想の体(怪我をしにくい・疲れにくい身体)を目指すエクササイズの効果が高いのが特徴だと言えます。
〇ヨガの効果
ヨガでは、深い呼吸を意識しながらゆったりと動くことで、リラックス効果が得られます。身体と心を緩め、リラックスした状態に導くことが出来ます。
〇ピラティスの効果
ピラティスで得られる効果は、インナーマッスルの強化などから、疲れにくい体、怪我をしにくい体など、自分のなりたい体になるためのボディーメイクの効果が得られます。
ヨガとピラティスの違い|歴史の違い
このようなヨガとピラティスの違いは、それぞれの歴史の違いを知ると解りやすいと思います。
ヨガの歴史
〇ヨガの誕生
ヨガは今から4000年~5000年前、インドのインダス文明で誕生したといわれています。学校の授業で習った有名な「モヘンジョ・ダロ」の遺跡にも、ヨガのポーズをするように見える彫刻が彫られているのが見つかっているそうです。4000~5000年前というと、日本では縄文時代の頃で、ヨガの歴史はとても長いといえます。
〇ヨガ誕生の目的
ヨガはそもそも「よりよく生きるための知恵」として、生活を整えることを目的として出来た古代の教えです。私たちが「ヨガ」と聞いて想像する「ポーズを取るヨガ」はアーサナと呼ばれ、自分自身を瞑想へと導くための方法の一つとして生み出されたものなのです。
ピラティスの歴史
〇ピラティスの誕生
ピラティスは、今から約100年前の第一次世界大戦の頃に、ジョセフ・ハベルタス・ピラティス氏が負傷した兵士のリハビリをする目的で考案したエクササイズです。その後、時代とともに怪我をしたアスリートやダンサーのリハビリへと変化し、その噂が一般の人に広がっていったものです。
〇ピラティス誕生の目的
もともとリハビリを目的として考案されたピラティスですが、現在ではインナーマッスルの強化に重点を置いて、怪我の予防、体幹トレーニング、ボディーメイクなどが目的として利用されています。
ヨガとピラティスの共通点とは?
ヨガとピラティスは全く違うものですが、共通点も多くあります。
共通点①マットの上でポーズを取る点
ヨガもピラティスもマットの上でポーズを取る点においては共通点と言えます。全く同じポーズを取ることもあり、見た目には大きく違う点はないかもしれません。しかし、同じポーズを取っていても、ポーズをする目的が違うため、意識するところが変わり、最終的な効果も変わってきます。
共通点② 自重で行う点
ヨガもピラティスも、基本的には重さをプラスしたり機械を使ったりせず、自重で行う点も同じです。補助的に、ヨガブロックやボールなどを使うこともありますが、基本的には、体一つで行うことが出来ます。
共通点③ 最終的に心と身体の両方が整う点
ヨガもピラティスも、最終的に「体も心も両方整えることが出来る」という点も同じだと思います。
ヨガでは、ポーズを取りながらゆっくりと深い呼吸を行うことで、リラックス効果や内観力を養うことが出来ますが、ポーズを取った状態をキープすることからインナーマッスルを鍛えることが出来るので、結果的に身体を整えることに繋がります。
逆にピラティスでは、しっかりと身体を動かすことや、その動きに呼吸を動かすことから、すっきりとリフレッシュできたり、内観力を養うことが出来、結果的に心を整えることにも繋がっています。
アプローチ方法は異なりますが、心身共に整えることが出来ます。
ヨガとピラティスどっちがいい?向き・不向きを検証
ヨガとピラティスどちらを選ぶかは、自分の目的に合わせて選ぶといいでしょう。ここでは、ヨガとピラティスの向き・不向きを検証します。
ヨガが向いている人
ヨガが向いている人は、こんなキーワードを目的として考えている人です。
ピラティスが向いている人
ヨガが向いている人は、こんなキーワードを目的として考えている人です。
ヨガとピラティスどっちがいい?目的別に選ぶ
ここでは、ご自身の目的によって、ヨガとピラティスどっちを選べばいいのかをご紹介します。
ダイエットに効果があるのはヨガとピラティスどっちがいい?
A.ピラティスがお勧め!
ダイエットが目的の場合は、ピラティスをお勧めします!
実はヨガとピラティスどちら共、基礎代謝を上げ、痩せやすい身体づくりをすることが出来ます。しかし、ピラティスの方が体幹を鍛え筋トレ系のエクササイズも多いので、引き締まった身体づくりには適しています。
ヨガでは、特にリラックス系のクラスでは運動量も少ないため、ダイエット効果はあまり期待できません。もしもヨガでダイエットしたい場合には、パワーヨガやヴィンヤサなど運動量が多いクラスや、ホットヨガで汗をかくなど、ダイエットに適したクラスを選ぶことがお勧めです。
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身体を柔らかくしたい人はヨガとピラティスどっちがいい?
A.ヨガがお勧め!
柔軟性を高めたい時はヨガがおすすめです。ヨガは1つのポーズをじっくりと取りながら呼吸を続けるため、身体を緩めることが出来ます。色々なポーズを取りながら、普段使う事の少ない筋肉を使ったり、逆に緩めたりしながら、全身を万遍なく動かすことで、身体の柔軟性を高める効果があります。
身体の歪みを少なくしたいときはヨガとピラティスどっち?
A.ヨガとピラティス両方がお勧め!
体の歪みを整えたい時は、ヨガとピラティス両方を行うことがおすすめです!
「ヨガで身体の歪みに気付き緩めて、ピラティスで不足している筋力を鍛える」という2本立てがお勧めです。
身体の歪みは、筋力不足を補うために、本来使う筋肉とは違う別の筋力を使ってしまうことでどちらか一方の筋肉が発達したり、逆にどちらか一方の筋肉が使われず固まってしまうことなどが考えられます。ほとんどの場合、日常生活の癖が原因となっているので気が付きにくく、知らない間に積み重なって、腰痛や肩凝りの原因となっている場合が多くあります。
ヨガで色々なポーズをすることで、身体の左右差や前後差、ど身体の歪みに気が付くことが出来、さらにストレッチすることで緩めることが出来ます。ピラティスでは、不足している体幹や筋力を鍛えていくこと出来るので、ヨガとピラティス両方が役立つのではないかと思います。
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ヨガとピラティスの違いはご理解いただけましたでしょうか?まずは両方の体験レッスンを受講して、その違いを体感していただくのが一番だと思います。どちらを選んでも、ご自身の身体と心が前向きに変わることに間違いないと思います。
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