・ヨガ哲学のアパリグラハ(不貪)ってどんな意味なの?
・アパリグラハ(不貪)の実践は具体的に何をすればいいの?
ヨガにはポーズを取るだけではなく生き方を学ぶヨガ哲学があります。アパリグラハ(不貪)とは、「ヤマニヤマ」10個教え中の、「ヤマ=やらない方がいいこと」の一つです。今回はアパリグラハ(不貪)の解釈と実践方法についてわかりやすく解説したいと思います。
【ヤマニヤマ】アパリグラハ(不貪)とは
アパリグラハ=欲張らない事
アパリグラハとは、「不貪」(読み方:ふとん)と日本語では訳されます。必要以上に欲しがり、所有し、執着し、誰かに求めすぎることをしないという意味があります。
つまり、アパリグラハの実践によって、自分の人生の目的が明確になり、夢が目標が叶うと言われています。
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【ヤマニヤマ】アパリグラハ(不貪)の実践 こんな状態はNG!
例えば「買い占め」は、必要以上に物を持つ(集める)欲張りな行為でアパリグラハ(不貪)の教えに反することだと判断できます。しかしアパリグラハ(不貪)には、その他にも下記のような状態はNG行為に含まれます。一度ご自身を振り返ってみませんか?
チェック①取捨選択が出来ない・優先順位がつけられない
自分にとって必要な物が選択できない、優先順位が付けられない時は、アパリグラハが実践できていない状態です。日常生活で下記のような事ありませんか?
日々やりたい事が沢山あることはとても素敵な事です。ですが、「やりたい(want)リスト」だったものが、いつの間にか「やるべき(must)リスト」へ変わってしまったり、目的を持って行っていたことがいつの間にか行うことが目的へと転じてしまったら要注意です。
また、物や服などが捨てられない状態は、今自分に必要な物が見極められない状態で、アパリグラハ(不貪)が出来ていないと言えます。
チェック②常識・当たり前に執着する
執着を持つこともアパリグラハ(不貪)では禁止されています。
人は、生きてきた分だけ色々なこだわりやルールを持ちます。それは、経験に基づいた物事をスムーズに行うためのルールであったり、素敵なこだわりなのかもしれません。しかし、それがいつの間にか「常識」「当たり前」という言葉に置き換えられ、無意識でそのルールを実行すること、さらには良かれと思って誰かにそのルールを強要する行為は、マイルールに執着が生まれている状態です。他にも、過去の自分、持ち物、自分の体型などへの過度な執着はアパリグラハ(不貪)の実践が出来ていないと言えます。
他にも、過去の自分、持ち物、自分の体型などへの過度な執着はアパリグラハ(不貪)の実践が出来ていないと言えます。
チェック③自分や他人に求めすぎる
アパリグラハ(不貪)とは、欲張りすぎない事です。それは自分だけでなく、他人に対しても含まれます。
こんな風に人にも自分にも、期待しすぎたり求めすぎたりしていませんか?自分の思い通りにならず、イライラしたり哀しくなる時は、欲張りすぎ(=アパリグラハが出来ていない)です。
もちろん、目標に向かって努力することは大切ですが、「もっともっと…」と際限なく求めすぎるのは、自分や他人に対しても暴力となります。特に自分に厳しくストイックな人ほど、他人に求めるものが多くなる傾向があります。
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【ヤマニヤマ】アパリグラハの実践方法3STEP
いかがですか?アパリグラハの実践できていましたか?思い当たることが多かった人は是非、次の3段階で出来る実践方法を試してみて下さい。具体的には自分と向き合う時間を持つことが大切となります。
- STEP1欲と向き合う
- STEP2執着と向き合む
- STEP3手放す
ステップ①自分に大切なものを見極める
まず初めに、アパリグラハ(不貪)の実践には自分の「欲」と向き合うことが必要です。
人には必ず「欲」があります。食欲・睡眠欲などの生理的欲求から、何かをやりたい・成し遂げたい自己実現欲求や、誰かに認められたいなどの承認欲求など、振り返っても欲まみれではありませんか?
よく「欲まみれ」=「いけない事」と思われがちですが、実は欲求自体は人間にとってとても重要な物です。「欲」を否定せず、自分にとって大切な物かどうか、優先順位はどうなのか?を見極めてみましょう。それが、アパリグラハ(不貪)の実践の第1段階です。
きっと時間の経過と共に、必要な物が不必要になったり、優先順位が変わったことが多くあることに気が付きますよ!
ステップ②執着していることに気付こう
日常生活は小さな選択に溢れ、自分の「当たり前」や「常識」に従って決断しています。そしてそれは、自分の過去の経験に基づいてほとんど反射的に行っています。今日食べる物や洗濯の仕方、普段着ている服や駅までの道…自分には当たり前だと思えることが他人にとっては非常識かもしれません。そのマイルールに疑問を持たず、変化に不安を覚える状態は、「執着」です。
アパリグラハ(不貪)の2つ目のステップは、このような自分の執着に気が付き向き合うことです。
この執着に自分で気が付くことはとても難しいです。まずは、無意識に行っている行為に目を向け、本当にそれでいいの?と疑問を持つことから始めてみましょう。意外と、新しい発見ができるかもしれません。
ステップ③執着を手離そう
お疲れまです!ここまで出来たら、アパリグラハ(不貪)実践方法の8割が出来たと言えます!なぜなら、ステップ①と②は嫌な自分を向き合う場面が多く、とても辛く難しい作業なのです。
自分にとっての優先順位が決まり執着と向き合えたなら、後は不必要なものを手放し、当たり前だと思っていたやり方を変えてみましょう。
【まとめ】アパリグラハの実践
アパリグラハ(不貪)の実践で、欲張らない、必要な物を必要な分だけが意識できるようになると、自分にとっての大切なことが明確になります。その結果、大切な事だけに時間やお金、労力をかけることが出来るので、願いが叶いやすくなりますよ!是非試してみて下さい。
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コメント
miwaさん、こんばんは
めちゃくちゃ共感しました。
仕事での事、プライベートの事もなるほどと言う事ばかりですね。
ヨガのスタイルは自分は同じインストラクターさんに執着しないように過去の失敗からするようにしました。
色々な気付きが、あり楽しいです😊
またブログ楽しみにしてます。
ゆきさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
最近のゆきさんは、色々なレッスンを受けて、とても楽しんでヨガをされているのが伝わってきます!
アパリグラハの実践が出来ると、ゆきさんのようにキラキラするんだなぁと思います。
ありがとうございます‼️