・何年もヨガをしているのに身体が柔らかくならない
・柔軟運動をしているのに身体が硬いままなのはどうして?
こんなお悩みはありませんか?この記事では、ヨガや柔軟運動、ストレッチを続けているのに身体が柔らかくならない時の対策をご紹介します。
当記事を書いている私はヨガ歴年以上、インストラクターの資格も取得しています。以前は、前屈してもなんとか指先が床につく程度でしたが、今では手の平全体がしっかりと床につきます。また、前後開脚もデキるようになっています。身体の柔軟性を高めたい、頑張ってヨガを続けているのに身体が硬いまま…そんなに方におススメの記事です。
ヨガで身体が柔らかくならない原因4つ
ヨガやストレッチを続けているのに身体が柔らかくならない原因として考えられるのは大きく次の4つです。
ヨガ・ストレッチのやり方が間違っている
毎日続けているのに身体が硬いままで全然変わらない人は、ヨガやストレッチで身体の使い方が間違っていることが原因かもしれません。間違ったやり方で何カ月、何年続けても身体は変わってくれません。
立位の前屈を例にしてみます!ヨガのレッスンでもほぼ毎回出てくるポーズですね。この写真の様にべったりと手が床に着くことを目指して努力している人も多いと思います。
身体が硬い人は、膝をまっすぐにして何とか手を床に着けようとグイグイと頑張りすぎていませんか?実はそれ、間違ったやり方なんです!身体の硬い人は、丸印の付いてる写真の様に、膝を曲げてお腹と太ももをピッタリとくっつけて、少しづつ行けるところまで膝を伸ばすのが正しいやり方です。
実際、太ももの裏の筋肉(ハムストリングス)は、正しいやり方の方が伸びているので、早く身体が柔らかくなりますよ!
写真は yogajournalオンラインより引用しています。前屈の詳しいやり方が掲載されていますので是非ご覧ください。→yogajournal online
このように、どんなポーズも正しいやり方で身体を伸ばしたり緩めたりすることで、縮んで硬くなった筋肉がだんだんと柔らかくなっていきます。
息を止めたり勢いをつけてポーズを取っている
身体が硬いからといって、反動をつけたり、誰かに押してもらってストレッチを行っていませんか?実はこれも、身体が柔らかくならない原因のひとつです。
グイグイと無理に頑張る事で、息が止まってさらに筋肉が緊張してしまいます。筋肉は緩めることで柔らかくなるので、まさに逆効果!防御反応でどんどん身体は固くなります!!無理をすることで怪我を誘発します。
ヨガやストレッチをする時は、呼吸を意識しながらリラックスすることが身体を柔らかくする近道です。
ヨガの頻度が少なすぎる
柔軟性を高めるには、頻度や期間も大切です。何十年も使ってきた身体を変えるのに数回のレッスンだけでは身体は柔らかくはなりません。また、レッスンとレッスンの間が空きすぎても身体は変わりません。
1週間に1時間のレッスンを受けるより、1日10分のヨガやストレッチを毎日行った方が早く効果が実感できます。正しいやり方で毎日10分行えば、早ければ1カ月、2~3カ月で一気に身体が柔らかくなります。
日常生活に問題がある
それでも身体が硬いまま変わらない時は、是非日常生活を見直してみましょう。
私たちは、仕事などで常に同じ姿勢を取っていたり、知らない間についた身体の癖などがあります。そのような偏った姿勢で過ごしていると、知らない間に筋肉もどちらかに偏った状態が日常化してしまいます。 身体が硬いのは、もしかしたら普段使い過ぎている筋肉が収縮したままになってしまい、伸びにくくなっていることが原因かもしれません。
下記の日常生活のチェックリストで、日々の生活を振り返ってみましょう!
いかがですか?チェック項目が多い人ほど注意が必要です。どれだけヨガで身体をほぐしても、その他の時間をこのような姿勢で過ごしてしまうと、柔らかくなった体が元の硬い身体に戻ってしまいます。
例えば、電車の中で座って足を組んでスマートフォンを触っている姿勢の人は、背中が丸まって猫背になり骨盤が後傾し、足を組むことで骨盤が歪む原因となります。ほとんどの人は無意識にこのような姿勢を毎回取っています。(左足を上にして足を組む人はいつも無意識に左足を上にしています)。結果的に、股関節の柔軟性に左右差が出たり、背中を反らすような後屈のポーズがいつまで経っても身体が硬くてできない…なんてことになります。
簡単!ヨガで身体を柔らかくする効果的な方法5選
ヨガをしても身体がちっとも柔らかくならない原因に心当たりはありませんでしたか?ここでは、身体が柔らかくなる簡単な改善方法を5つご紹介します。簡単に出来る事が多いので、是非出来る事からやってみて下さい。
身体が柔らかくなる呼吸の方法
ヨガのレッスンでは、呼吸に合わせて身体を動かすことを意識しましょう。身体の柔軟性を高める呼吸方法は次の通りです。
吸う…正しい姿勢を確認、刺激が入っている箇所を内側から呼吸で緩める意識
吐く…気持ちいいと感じるところまで伸ばす リラックスさせる
例:立位の前屈で膝が曲がった状態の時
吸う:お腹の太ももをくっつける
吐く:膝を少し伸ばしてみる
吸う:刺激の入っている太もも裏を呼吸で広げる意識を持つ
吐く:お尻を高く上げてみる
吸う:ポーズを少し緩めて背筋を伸ばす
吐く:もう一度膝を少しだけ伸ばしてみる
一呼吸、一呼吸、リラックスしながら、身体の内側に意識を向けて行うと効果的です!
また、座ったポーズなどは、息を吐きながら身体の力を抜いて緩める意識を持つことも大切です。重力に身を任せることで、自然と筋肉が緩み柔らかくなっていきます。
柔軟性がアップするヨガの理想的な回数と時間
AとB、どちらが早く身体が柔らかくなるでしょうか?
A:1時間のヨガを週1回のペースで1年以上続けている人
B:10分のヨガを毎日3か月以上続けている人
答えはBです。
その理由は、どれだけヨガで身体を整えても、身体はすぐに慣れ親しんだ今までの身体にすぐに戻ってしまうからです。その為、せっかくヨガで身体が少し柔らかくなっても、 レッスンとレッスンの間が長く空いてしまうと、 またイチからのスタート、もしかしたらより身体が硬くなってマイナスからのスタートになってしまいます。
身体を柔らかくするには、ヨガの頻度はとても大切です。まずは1日10分~20分間以上のヨガレッスンを週4~6回行ってみて下さい。 続ければ、早い人で1カ月以内、遅くても2~3か月で身体が柔らかくなってきます。
とは言え、そんな頻繁にスタジオに通えない人がほとんどだと思います。そんな時はオンラインヨガの利用がおススメです。自宅でライブレッスンが受けられるサービスや、10分間程度のいつでも見られる動画配信をしているサービスもあるので24時間好きな時間に自宅でヨガが出来ますよ。
軽減法で自分の身体に合ったヨガをする
ヨガの雑誌やSNSなどで、難易度の高いポーズを綺麗に取ってる写真などをみると、「私もあんなポーズしたい」と思いますよね!でも、身体が硬い人が無理に完成形を目指すと、筋肉を傷めて怪我する可能性もあるし、代償動作でポーズを取ることでアウターマッスルだけが鍛えられてしまい、さらに硬い筋肉になりちっとも身体は柔らかくならない…なんてことにもなりかねません。いわゆる「ムッキムキの身体」です…。
ヨガのポーズには、軽減ポーズがあり、何段階かに分けて順番にポーズを練習することができます。無理をせず自分の身体に合ったポーズを順番に取ることを続けて行けば、柔らかい身体を作っていけますよ。
柔らかくなりやすいのはホットヨガ
身体は、温まっていた方が柔らかくなります。柔軟性を高めたいならホットヨガを選んだ方が効果が早く実感できると思います。
自宅でストレッチなどを行う場合は、軽い運動の後やお風呂の後など、普段より身体が温まっている状態がおススメです。
但し、いつもより身体が柔らかいからとやり過ぎると、身体を痛める原因になるので注意が必要です。
>ホットヨガが危険って本当?ホットヨガのリスクと対策を知って安全にヨガしよう
オフザマットの意識をしよう
実は柔軟性アップのためにどれだけヨガを続けていても、先ほどの日常生活のチェック項目が多くあてはまる方は、身体が硬くなる原因が日常生活にあるため、なかなか柔らかくなりにくいです。
もしヨガを必ず毎日1時間続けたとしても、他の23時間が歪みや筋肉の緊張を助長するような生活を送っていると、身体の柔軟性を手に入れることは難しいと言えます。
厳しい…。
でもこれが現実ですよね~
そんな時に役立つのがヨガの「オフザマット」という考え方です。オフザマットとは、ヨガマットでの学びや気付きをマットにいる時間以外にも活かしていこうという考え方です。
いつもカバンを右で持っているのなら、意識して左でも持ってみるとか、背中かいつも曲がっているのなら、意識して背中側を伸ばして過ごしてみるなど、ヨガをしている以外の時間に目を向けてみると、一気に身体が柔らかくなります。
私の場合は、捻るポーズの左右差でした。
ヨガを始めて「右はしっかり回るのに、左捻りが全然できない…どうして?」と気が付きました。よ~く考えてみると、仕事のパソコンが自分の斜め右に設置してあり、常に右に身体を捻って1日の大半を過ごしていました。それに気が付いてからは、椅子ごと右に設置しなおして身体を捻らなくてもいいように気を付けています。もちろん、良く忘れます(笑)。でも、気が付いたときに直すの繰り返しを心がけています。
>オンザマット オフザマットとは何だろう?【ヨガを日常に活かす実践方法】
身体が柔らかいメリットとデメリット
ところで、柔軟性がある方が身体にとって良いから身体を柔らかくしたいと考えていませんか?身体が柔らかいことはメリットも多いですが、実はデメリットもあるでのです。ここでは、メリットデメリット両方をご紹介します。
身体が柔らかいメリット
身体が柔らかいメリットは次の通りです。
身体が柔らかいという事は、筋肉が柔軟でしっかりと動くことです。その為、筋肉内の血流が良くなり、むくみ・冷え・腰痛・肩凝りなど慢性的な不調が改善されます。また、関節の可動域も広がるので怪我の防止にもつながります。
確かに身体が柔らかい方がいいことばかりに感じますよね!
身体が柔らかいデメリット
でも実は、身体が柔らかいだけではデメリットになる場合があります。それは以下の危険があるからです。
十分な筋力が無いと、関節が緩くなり怪我に繋がる事がある
ヨガをしていると、前後開脚が出来るとか、前屈でべったりと身体が床に着くなど、見た目に意識が行きがちです。けれど、肩関節、股関節などの各関節はその周りについている筋力で支えられています。十分な筋力が無いのに無理に関節の可動域を広げようとすれば、関節が緩くなって関節が抜けるなど大怪我に繋がります。
柔軟性だけでなく筋力のアップと維持にも意識を向けてヨガを続けることが大切です。
身体の柔軟性を高めるおススメグッズ
最後に、身体を柔らかくするおススメグッズをいくつがご紹介します。ヨガを続けているのに身体が柔らかくならないと悩んでいる方は、是非活用してみて下さい。
おススメグッズ
その他、身体が柔らかくなるのに気軽に使えるグッズをご紹介します。
コメント
miwaさん、おはようございます。
自分も左右の差がめちゃくちゃあります。
仕方ないと思って諦めていました。
ヨガは気付きですね。
普段の姿勢で左右の差が出るの初めて知りました。
新しい気付きありがとうございます。
気をつけて普段の生活してみます。
またブログ楽しみに待ってます。
ゆきより。
ゆきさん。こんにちは。
「ヨガは気付き」名言ですね!本当にその通りですね。
やはり、日常生活は大切ですね。
丁寧に暮らすことで、色々な気付きがあるように思います。
いつもありがとうございます☺️