身体が硬くてもヨガインストラクターになれる?
柔軟性がないとインストラクターにはなれない?
軽い運動のつもりで始めたヨガ。続けるうちにヨガの魅力を実感し、多くの人にその魅力を伝えたい!そんな理由からヨガインストラクターを目指す人は多いです。けれど、人より体が硬い、柔軟性が低いからインストラクターの夢を諦めていませんか?
「ヨガインストラクターは身体が柔らかくないとなれない?」
実は身体が硬くてもインストラクターになれます。
実は、当記事を書いている私もヨガの魅力にハマり、もっとヨガを知りたい、広めたいと感じて全米ヨガアライアンスの資格を取得した一人です。私自身は身体が柔らかい方だったのですが、実際にヨガインストラクターの講義中や教える立場になってからは、むしろ身体が硬い人の方がインストラクターに向いているとさえ感じています。その理由を詳しくご紹介します。
体が硬くてもヨガインストラクターなれる!その理由とは?
身体が硬い人、柔軟性が少ない人でもヨガインストラクターになることは可能です!
柔軟性が必要な上級者向けのポーズはヨガインストラクターに必要なし!
ヨガのインストラクターと聞くと、雑誌に出てくるような難しそうなポーズが出来なければいけないと思いがちです。ですが、実際のレッスンで上級者向けのポーズを行う機会はほぼありません。その理由は、上級者向けポーズが出来る人は自分自身でヨガを行っていることが多いからです。
実際にヨガインストラクターとして必要な条件は、難しいポーズが取れる事ではありません。
基本的なポーズが取れれば問題なくヨガインストラクターになれる!
とは言え、基本的なポーズが全く取れないほど体が硬いとなると、ヨガインストラクターとしては問題があります。ヨガのレッスンでは、言葉のガイドももちろん必要ですが、視覚からの情報が8割を占めると言われています。お客様を目の前に、自分でポーズの見本を見せる必要があるため、基本的なポーズが取れる程度の柔軟性は、インストラクターには必要です。
ヨガを続けていればある程度の柔軟性は得られる
ですが、インストラクターになる前に体が硬いからといってあきらめる必要は全くありません。それは、インストラクターの養成講座を受ける中で身体の柔軟性はどんどん高くなっていくからです。実際、単にヨガレッスンを受けているのと、ヨガインストラクター養成講座でのレッスン内容は全く異なります。身体の使い方を基礎からしっかり学ぶことが出来ます。そしてある程度の期間、ヨガを継続することで、基本的なポーズが取れる程度には身体は柔らかくなっていくからです。
柔軟性ではない?!ヨガインストラクターに向いている人の特徴・条件
実はヨガインストラクターに向いている人の条件は、身体が柔らかいことではありません。私自身多くのヨガインストラクターの人に会いましたし、レッスンも受けてきました。その中で生徒さんに人気のあるインストラクターの条件は下記のような人です。
ヨガレッスンに通う生徒さんの目的はそれぞれ異なります。「痩せたい」「運動不足を解消したい」「リラックスしたい」など。インストラクターは、それぞれの生徒さんの目的や悩みに寄り添い共感できるコミュニケーション能力が必要です。
怪我の危険性のあり間違ったポーズの取り方や身体の使い方をしていないかを観察する力、そしてそれを上手に伝えることが出来る能力もヨガインストラクターには必要な条件です。伝え方を間違えると、生徒さんのやる気をなくしてしまったり、プライドを傷つけてしまう事にもなりかねません。
つまり、ヨガインストラクターに向いているのは、身体が柔らかく上手にポーズを取れる人ではなく、生徒さんの目的や悩みに寄り添い、ヨガを通して生活の質が少しだけ良くなるようにサポートできる気持ちを持てる人なのです。
ヨガインストラクターは体が硬い人が向いている理由
私がヨガインストラクター養成講座に通っていた際、「もともと身体が硬い人の方がヨガインストラクターに向いているんじゃないか」と何度も実感しました。私自身もともと身体が柔らかい方だったので、身体が硬くてポーズが取れないという経験が少ない方でした。その為、出来ない人の気持ちがわからないという壁に何度もぶち当たったからです。
・作ったレッスン内容の中に、難しいポーズを入れてしまう
・出来ない人がいることに気が付かず進んでしまう
・出来ない人がいた時に、どうしたらよいのかわからず困ってしまう
自分自身が経験していないので、そこに気が付くのにとても時間がかかりました。身体が硬い人にとって、出来ないのに気付いてもらえずどんどん進んでしまったり、軽減ポーズが提案できないようなインストラクターは嫌ですよね…。
このような私自身の経験から、ヨガインストラクターを目指す人は体の硬い人の方が向いていると感じた理由は下記4つです。
体の硬い人の気持ちが理解でき、寄り添うことが出来る
もともと身体が硬かったヨガインストラクターは、その人の気持ちが理解出るため、寄り添うことが出来ます。「このポーズでは、ここの関節が痛くなるよね」とか「この筋肉が伸びる感覚が気持ちいいよね」など、自分自身が身体の硬い時期を経験しているからこそ、実体験として生徒さんに伝えることが出来ます。
反対に、私のようにもともと身体が柔らかいインストラクターは、その経験が少ないため、解剖学の学びを通して頭では理解出来ても、イマイチピンとこないことが多いのです。その為、実際に経験した人以上に生徒さんの気持ちを理解することは難しいと感じていました。
体が硬い人が陥りやすいミスアライメントに気が付ける
身体の硬い人が陥りやすい間違ったポーズの取り方に気付くことが出来る点も、体が硬い人がヨガインストラクターに向いていると感じる理由の一つです。
「このポーズの時は足のこの部分が痛いから、代償動作としてこんな間違った形になってしまう」といったように、自分自身が経験してきたからこそ気付けることも多いのです。
ポーズの軽減法を知っている
ヨガには、身体の柔軟性が不足しているからできないポーズがいくつかあります。ですが、完成形のポーズを取らなくてもポーズの効果が実感できるような、身体の硬い人に向けた取り方が何段階かあります。それを軽減法というのですが、身体が硬いヨガインストラクターは、自分自身がその段階を踏みながらポーズが取れるようになった経験をしています。その為、ヨガ初心者の生徒さんにも、その生徒さんに合わせた段階の軽減ポーズを的確に案内することがとても上手です。
ヨガプロップスの使い方が上手
そして、最後にヨガブロックやヨガベルトなどのヨガプロップスと言われる補助道具の使い方を良く知っているという点です。ヨガインストラクター養成講座のロールプレイング中にも、「難しい人はヨガブロックをこのように使いましょう」など、本当に絶妙なタイミングでヨガプロップスの利用を声かけ(ガイド)が出来る人は、もともと身体が硬かったと言っていた人でした。
一方、身体が柔らかい方の私はというと、手が届かないとか、ここが痛い人がいるという事になかなか気づけない為、ブロックやベルトなどを上手く案内することが苦手でした。
【体験談】体の硬いヨガインストラクターは存在する?
とは言え、体の硬いインストラクターなんているの?と疑問に感じるかもしれません。私がインストラクター養成講座に通っていた際の経験から言うと、入学時には全く初心者で身体も硬く、前屈しても床に手は全く届かない人は何人もいました。
ですが、卒業までには基本的なポーズは問題なく取ることが出来ていました。そして、もともと身体が硬かったという人の方が、卒業後活躍されている印象です。
私の同期に、もうすぐ60歳という男性の方がいらっしゃいました。その方は、これまで会社員として仕事一筋で過ごしてきた為、運動は全くしてこなかったそうで、入学の時には体は本当にガチガチでした。ヨガも初心者だったそうです。ですが、2年近くかけてヨガスクールに通い、無事に卒業されました!卒業の時にもダウンドッグで踵は床に着かなかったと思いますが、その方のデモレッスンはとても丁寧でした。そして、その方!今はシニア向けヨガクラスで人気のインストラクターとして活躍されています。
このような私の経験からも、やはり身体硬い人の方がヨガインストラクターに向いているというのは事実だと思います。(もちろん正しい努力が必要です。)
体が硬い人におススメのヨガスクールとインストラクター養成講座
ここではおすすめのヨガインストラクター養成講座をご紹介します。
身体が硬い人のヨガインストラクター養成講座・スクールの選び方
身体が硬い人がヨガインストラクター養成講座を選ぶ場合は、下記3点のチェックをしてくださいね。
受講期間の長い養成講座を選ぶ
現在ヨガインストラクター養成講座には、最短2週間で取得可能なものも存在します。ですが、体が硬い人は、受講期間が少なくとも半年以上必要なスクールで時間をかけてしっかりと学ぶことがおすすめです。
インストラクター養成講座を受講すると、正しい体の使い方を学んでいくため、体の柔軟性も向上していきます。ですが、1カ月程度の期間ではインストラクターとしての柔軟性を身に着けることは難しいですし、もしも身体が柔らかくなったとしてもその状態を維持することはさらに困難だと思います。身に着けた期間が短いほど、忘れる期間も早いです。
ゆっくり時間をかけて自分の身体の変化を体感することで、将来的にヨガインストラクターとして活躍する際に、その経験はとても役立つものとなります。
講師の多いスクールを選ぶ
1人のヨガ指導者に就いて学ぶスタイルのスクールもありますが、色々なバックグランドを持ったバラエティーに富んだ講師が在籍する養成スクールの方がおすすめです。
「身体が硬い」と一言に行っても、その症状や原因は人それぞれ異なります。一般的に1人の指導者に学ぶスタイルの場合、1パターンの意見に偏ることが多くなりますが、多彩な講師が在籍するヨガスクールでは、多くの意見を聞くことが出来ます。自分と同じような悩みを乗り越え活躍している講師に出会えるかもしれません。
全米ヨガアライアンス(RYT200)の取得が可能なスクールを選ぶ
ヨガインストラクターを目指すなら、「全米ヨガアライアンス」の取得が可能なスクールを選ぶことは、身体が硬い人に限らずおすすめです。現在日本にはヨガの国家資格は存在せず、この全米ヨガアライアンスが世界最大のヨガインストラクターのための独立した資格認定機関となっています。
複数の団体やヨガスタジオ運営会社がインストラクター養成講座を開催していますが、その団体やスタジオ内で有効な資格となる為、将来的に自由に活躍することが制限される可能性もあります。「全米ヨガアライアンス」であれば、日本だけでなく世界100ヵ国以上で通用するヨガの資格です。是非、ヨガアライアンス認定校から選ぶことをお勧めします。
体が硬い人でもヨガインストラクターになれる!おすすめヨガスクール
身体が硬い人・初心者でも安心して通えるヨガインストラクター養成講座を行うおすすめヨガスクールをご紹介します。是非参考にしてください。
アンダーザーライト(UTL)ヨガスクール
アンダーザライトは日本を代表するヨガスクールで、日本の全米ヨガアライアンス(RYT200)取得者の3人に1人がアンダーザライトの卒業生という実績を持っています。東京代々木にスタジオがあります。
アンダーザライトの講師陣は国内トップクラスのインストラクターが多数在籍しており、国内有名ヨガイベントでもそのお名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
対象 | 期間 | 費用 | |
---|---|---|---|
RYT200 一括コース |
ヨガ歴1年以上 基礎的ポーズが取れる人 |
約6ヶ月間 | ¥499,999 (別途課題図書購入要) |
RYT200 分割コース |
未経験OK | 200時間を6段階に分けて学ぶ 自分のペースで取得可能 (受講期限無) |
5段階合計 ¥572,500 (別途課題図書購入要) |
>アンダーザライト(UTL)のRYT200取得方法詳細はこちら
新型コロナウィルスの影響を受けて、ヨガアライアンスより2023年まではオンライン授業が認められています。東京に住んでいない方も、アンダーザライト(UTL)ヨガスクールのインストラクター養成講座を受講できるチャンスです!
オンライン受講も可能!
YMCメディカルトレーナーズスクール
YMCメディカルトレーナーズスクールは、仙台・東京・横浜・名古屋・大阪・福岡・ハワイにスタジオを持つヨガスクールです。ヨガインストラクター養成講座だけでなく、整体師やセラピストの資格も取得可能な学校なので、解剖学や生理学など体に関する知識を一から学ぶことが出来ます。その為、特に身体が硬い人にとっても、なぜ身体が硬くなるのか?問題の筋肉はどこで、どのようにアプローチしたらよいのかをイチから学ぶことが出来ます。ヨガを全く行ったことのない初心者でもヨガインストラクターデビューが可能です。
対象 | 受講期間 | 費用 | |
---|---|---|---|
RYT200 一括コース |
未経験OK | 約9ヶ月~ | ¥568,000 |
IHTA2級 IHTA1級 |
未経験OK | IHTA2級:約3カ月~ IHTA1級:約6カ月~ (1級・2級合わせてRYT200取得可能) |
2級:\318,000 1級: |
【まとめ】身体が硬くてもヨガインストラクターになれる?柔軟性が無い人こそ向いている理由
当記事では、身体が硬くてもヨガインストラクターになれるのかをご紹介してきました。実はもともと柔軟性がない人の方がヨガインストラクターに向いていることもわかりました。
もしも、身体が硬いことを理由にヨガインストラクターの夢をあきらめようとしているなら、まずはおススメヨガスクールの無料体験に参加してみてはいかがですか?率直なお話を聞くことができますし、スタジオの雰囲気も確認できるのでお勧めですよ!
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