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【ヨガ哲学】ヤマニヤマ アスティヤ(不盗)の実践をしよう!

【この記事がお勧めな人】

・ヤマニヤマ「アスティヤ(不盗)」について詳しく知りたい

・アスティヤの実践方法とメリットを知りたい

・ヨガ哲学八支則を初めて学ぶ方

 今回は、ヨガ八支則「ヤマニヤマ」の一つアスティヤ(アステヤ・アスティア)=不盗について解説します。

 ヨガにはポーズを取るだけではなく生き方を学ぶヨガ哲学があります。アスティヤ(不盗)とは、「ヤマニヤマ」10個教え中の、「ヤマ=やらない方がいいこと」の一つです。今回はアスティヤ(不盗)の解釈と実践方法、効果についてわかりやすく解説したいと思います。

\\ヤマニヤマ八支則について詳しく知りたい方はこちら//

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【ヤマ・ニヤマ】アスティヤ(不盗)とは?

 アスティヤとは、ヨガ哲学ヤマニヤマの中の「ヤマ=行わない方がいいこと」の3番目の教えです。

 日本語では、「不盗(読み方:ふとう)」と訳され、「盗んではいけない」という意味です。ヨーガスートラには次のように記載されています。

ヨーガスートラには

アスティヤ(不盗)に徹した者のところには、あらゆる富が集まる

と記載されています。(ヨーガスートラ第2章37節)

 つまり、盗まないことを徹底すれば豊かに生きることができるという教えです。

パタンジャリ氏のヨーガ・スートラに興味があればこちらです
少し難解ですが、興味のある方は是非!

 

アスティヤ(不盗)の実践によくあるNG集

 では日常生活において、よくあるアスティヤ(不盗)が実践できていない場面をご紹介します。「盗む」と聞くと、ほとんどの人は「私は何かを盗むなんてことはしていない」と感じます。本当にそうでしょうか?是非、普段の生活を振り返ってみて下さい。

アスティヤ(不盗)の実践によくあるNG集
  • 誰かから借りた物がまだ家の中にある
  • 誰かのアイデアを自分のアイデアのように話す
  • 物を人に貸さない
  • WEBで購入する予定のものを、細かい内容が不安だから内容だけを近所のお店の人に聞く
  • 約束の時間にいつもちょっとだけ遅れる
  • ちょっとの時間だけだから駅近くのお店の無料駐車場に車を停める
  • 子供が何かするのには心配だから、全て先回りして上手くできるようにセッティングしてしまう
  • 調味料の場所が分からず、毎回聞く

 いかがでしょうか?1つでも当てはまるものがあれば、アスティヤ(不盗)の実践は出来ていません。

 人は、目に見える持ち物やお金を奪ったり奪われることにはとても敏感です。しかし、時間や知識、何かを経験する機会など、目に見えないものを奪ってしまうことはありませんか?良かれと思って行っていることが奪う行為となっていたり、教えてもらうことが当たり前と考えている場合はアスティヤ(不盗)の教えに反しています。

 また、独り占めをしたり、人にものを貸さない行為もアスティヤ(不盗)では禁止しています。

アスティヤ(不盗)は、誰かの犠牲や迷惑などから生じた自分の利益で自分自身が幸せになることはできないと説いています。

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【ヤマ・ニヤマ】アスティヤ(不盗)の実践は不可能⁉その理由とは?

アスティヤ(不盗)は実践できない⁉

 実は、ヨーガスートラでは「われわれはすべて盗人である」と最初に記載されています。それは、盗むことなく生きていられる人は存在しないからです。

アスティヤ(不盗)の範囲

 アスティヤ(不盗)の教えでは、単に目に見える物だけではなく、目に見えないものに対しても「盗む」行為は存在します。時間や知識などはもちろんですが、私たちが生きていく為に必要な食べ物や飲み物、空気になども「盗んでいる」ことに含まれます。

 つまり、盗みをしていない人はこの世には存在しないのです。

【ヤマ・ニヤマ】アスティヤ(不盗)の実践方法

 実践が不可能と言われるアスティヤ(不盗)ですが、では実践するために必要な事は何でしょうか?その方法は下記3つです。

アスティヤ(不盗)の実践のやり方
  • 「奪っている」ことを自覚すること
  • 必要な分量を見極める
  • 執着を手放す

奪っていることを自覚する

 アスティヤ(不盗)の実践で一番大切なことは「奪っている自分」を自覚することです。前項でお話した通り、私たちは奪うことなく生きることができません。つまり自分とは、他者の生命を奪い、地球から空気を奪い、誰かの犠牲の上に生かされているのです。そう理解できると、必要以上に買い占めたり奪うことは出来なくなります。

必要な分量を見極める

 また、自分にとって必要な物なのか、また必要な量なのかを見極めることも、アスティヤ(不盗)の実践において重要な事です。どこまでが必要で、どこからが奪う行為となるのかは、人それぞれ異なります。自分自身にとっての「適切」で「適量」を理解することも大切です。

 これは目に見えないものでも当てはまります。同じ質問を何度もして相手の時間を奪う行為は、何度目までは適切で何度目からはアスティヤ(不盗)に反する行為となるのでしょうか?

 日常の小さなことから、振り返る必要がありますね!

執着を手放す

 アスティヤ(不盗)では、執着を手放すことも含まれます。例えば、自分の持ち物を人に貸さない、不要な物を処分せず持ち続けている行為などが、執着に当たります。自分には不要となったものでも、誰かにとっては必要な物かもしれません。自分が手放さないことによって、誰かの手に渡る機会・リサイクルの機会を奪っています。全ての物は自分が奪った結果一時的に所有しているだけなのです。必要が無くなったら手元から手離す(=お返しする)気持ちを持っていることがアスティヤ(不盗)の実践には必要です。

 私たちの身体でさえ、最終的には土に還っていきます。

【ヤマ・ニヤマ】アスティヤ(不盗)を実践するメリット

 ここでは、アスティヤ(不盗)を実践するメリットとは何でしょうか?もう一度ヨーガスートラを確認してみましょう。

ヨーガスートラには

アスティヤ(不盗)に徹した者のところには、あらゆる富が集まる

と記載されています。(ヨーガスートラ第2章37節)

 あらゆる富が集まる、つまり豊かに暮らしていけるメリットがあると書かれています。

ヨーガスートラの「富」≠「お金」

 ヨガスートラで言う「富」とは単にお金だけに限ったことではありません。豊かに暮らす一つの道具としてお金はもちろん必要ですが、お金が十分にあるだけでは本当に豊かな生活を送ることはできません。

アスティヤ(不盗)がもたらす「富」の概念

 アスティヤ(不盗)の実践によって、もたらされる「富」とは、不安や恐怖から解放され自由に生きられる人です。(その中の一つとしてお金も入っています。)

 例えば、時間に毎回遅れてきたり、何度も同じことを聞かれたり、アイディアを盗まれたり…そんなことが続くと、その相手への信頼はだんだんと失われていきます。そのような人に、こちらの時間や労力を進んで使いたいという人はいません。結果的に、誘われなくなったり、必要な情報を教えてもらえなくなります。そうやって、ネガティブな感情が自分へと戻ってきます。

 つまり、アスティヤで得られる「富」とは金銭だけでなく、自分自身が豊かに生きるための信頼や情報、人間関係なども含まれています。

アスティヤを実践する本当のメリット

 自分自身が相手から何を盗めば、自分自身の元に同じように、また時には形を変えて返ってきます。まずは自分自身がアスティヤ(不盗)を実践することで、そのような奪い合う世界から距離を置くことができ、自分が奪われることも少なくなります。
 むしろ、色々お世話になったからと感謝のされたり、「あのお店はすごくいいよ」と評判や口コミをしてもらえたりと、良いものが返ってきます。それこそがアスティヤ(不盗)の実践によって得られるメリットと言えます。

【まとめ】アスティヤ(不盗)の実践で豊かな暮らしをする

 今回はアスティヤ(不盗)の具体的な実践方法とメリットについてご紹介しました。

アスティヤ(不盗)の実践方法
  • 「奪っている」ことを自覚すること
  • 必要な分量を見極める
  • 執着を手放す

その実践によって得られるメリットとは、お金だけでなくお金で買えない「富」が自分へ戻ってくることです。

 是非、アスティヤを実践することで豊かな人生を送っていただけたら嬉しいです。

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