こんにちは。ヨガインストラクターのmiwaです。
ヨガの呼吸法を学んでいくと、呼吸を通して自分自身をコントロールできるようになります。
今回は、イライラや緊張をほぐす効果があると言われる「腹式呼吸」についてご紹介します。
【ヨガの呼吸法】腹式呼吸とは?
「胸式呼吸」や「腹式呼吸」という言葉は聞いたことがあるかもしれません。文字通り胸で呼吸をする「胸式呼吸」に対して、お腹を動かして行う呼吸を「腹式呼吸」と言います。もちろん私たち人間は、肺を使って呼吸をしているので、実際にお腹に空気が入っているわけではありません。呼吸をする際に肺の下辺りに位置する「横隔膜」という筋肉を意識的に動かすことで、横隔膜が上下に動き、その動きによってその下にある内臓が圧迫されて、お腹が前に出たり凹んだりしているのです。つまり腹式呼吸とは、横隔膜を動かして行う呼吸と言えます。
【ヨガの呼吸法】イライラ・緊張に効果的?腹式呼吸の効果
〇リラックス効果
腹式呼吸は、大きくゆったりとした呼吸で行われるため、副交感神経を優位にすることが出来、リラックス効果が期待できます。タイトルの通り、イライラしたり緊張している時には呼吸は無意識に浅く早くなってしまいます。無意識に変化した呼吸を意識的に深くゆったりとした呼吸にすることで、イライラや、緊張が緩和されます。
〇便秘解消
腹式呼吸は横隔膜を上下に動かすことによって行う為、その下にある胃腸などの内臓をマッサージするように動かすことが出来ます。その結果、マッサージされた内臓が活発に動くようになり、便秘解消にも効果があると言われています。
〇免疫力のUP
人間の腸には、病原体などと戦う免疫細胞とそれをコントロールする腸内細菌が200種類近く存在していると言われています。腹式呼吸によって。、胃腸の動きが活性化されることにより、この腸内細菌の働きが活性化されるので、免疫力が上がり、病気になりにくい身体づくりをすることが出来ます。
〇代謝UP=ダイエット効果
内臓の動きが良くなる=基礎代謝(人が生きていく上で最低限必要なエネルギー消費の事)が上がることに繋がります。つまり、眠っていても内臓が動きカロリーを消費してくれるので、痩せやすい身体に近づけるのです。もしかしたら、腹式呼吸を行うことで、カロリー消費の為に走ったり、筋トレをしたりする時間を減らすことができるかもしれませんね。
イラっとしたら腹式呼吸!
私個人的には、腹式呼吸はイライラした時の効果を実感しています。もちろん、まずはイライラしている状態の自分に気が付く事が大切なのですが、「あ!私イライラしてる!」って思った時には、まずお腹から大きな呼吸を心がけています。1回の呼吸は恐らく5秒位で出来ますが、その5秒で穏やかな心を少し取り戻せたことが何度もあります。以前読んだアンガーマネージメントの本にも「怒りのピークは6秒」でその6秒を待つと、怒りに任せて衝動的な行動を行うことが少なくなると書かれていました。つまり、この腹式呼吸を行うことでその6秒の時間を作り出すことが出来、さらに呼吸によって自律神経を副交感神経優位にすることが出来、イライラする気持ちを少し和らげるには一石二鳥の優れものと思います。
【ヨガの呼吸法】腹式呼吸のやり方

呼吸の学びにお勧めの本
【ヨガの呼吸法】腹式呼吸を味方にして素敵な人生を送ろう
こんな表題にすると、またまた大げさな・・と思われそうですが、、(笑)。でも私は人生は毎日の積み重ねで未来が続いていくのだと思いますし、その毎日も、小さな選択の積み重ねで成り立っています。その選択を一時的な感情で行うのと、本来の穏やかな感情で行うのでは、結果は大きく変わってしまう可能性があると思います。
「怒り」や「緊張」といった感情は誰でも持っています。そんな感情を持ってしまった自分を責めるのではなく、持っている自分を認めて上手に対処した方がきっと毎日が楽しくなります。怒りに任せて相手に怒鳴ってしまったり、緊張して大事なプレゼンが台無しになってしまった、、そんな事態になる前に、腹式呼吸を行って穏やかな本来の自分を少しでも取り戻せたら、怒鳴ることはしなかったり、良い緊張感を持ってプレゼンにも取り組めたかもしれません。
このような経験が積み重なることで、きっと、自分の周りの人であったり、環境が少しづつ変わっていく可能性があります。
是非腹式呼吸を味方にして、毎日を過ごしてみませんか?
ヨガではそんな呼吸法も学ぶことが出来ますよ!最後までお読みいただきありがとうございました。
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