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【ヤマニヤマ】イーシュワラ・プラニダーナって何?幸せに生きるための実践方法|初めてのヨガ哲学

【この記事がおすすめな方】

・イーシュワラ・プラニダーナって一体どんな教え?

・イーシュワラ・プラニダーナの実践て何するの?

・ヨガ哲学を初めて学ぶ方

今回は、ヨガ八支則「ヤマ・ニヤマ」の最後の教えイーシュワラ・プラニダーナ=神への祈念について解説します。

 ヨガにはポーズを取るだけではなく生き方を学ぶヨガ哲学があります。イーシュワラ・プラニダーナ(神への祈念)とは、「ヤマニヤマ」10個教え「ニヤマ=行った方がいいこと」の最後の教えです。今回はイーシュワラ・プラニダーナ(神への祈念)の解釈と実践方法、効果についてわかりやすく解説したいと思います。

\\ヤマニヤマ八支則について詳しく知りたい方はこちら//

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【ヤマ・ニヤマ】イーシュワラ・プラニダーナの概要

 イーシュワラ・プラニダーナとは、八支則「ヤマニヤマ」の「ニヤマ=行った方がいいこと」10番目最後の教えです。

 日本語では、「神への祈念」「神への献身」と訳されます。

ヨーガスートラには

神にすべてを任せること(=イーシュワラプラニダーナ)によって、サマーディは達成される

と記載されています。(ヨーガスートラ第2章45節)

パタンジャリ氏のヨーガ・スートラに興味があればこちらです
少し難解ですが、興味のある方は是非!

イーシュワラ・プラニダーナは宗教なの?

 もうお察しします。やっぱりヨガってハマると宗教なんだね…とドン引きして距離を置きたくなった気持ちですよね(笑)。

 でも、ヨガは宗教ではありません。何故なら、宗教とは何かの対象(神様・仏様・山・岩…など)を信じる事ですが、ヨガは信じるのではなく実践して実感することだからです。ヤマ・ニヤマ10個の教えにも全て、具体的な実践方法があります。

 ヨガを宗教のようの感じるのは、ヨガが紀元前5000年も前に誕生した考え方であるためです。独特な言葉の使い方が、現代社会においては宗教のような印象を与えますが、細かく紐解いて読むと、現代社会においても実践できる教えが沢山あります。

イーシュワラ・プラニダーナの考え方

 イーシュワラ・プラニダーナ(神への祈念・神への献身)とは、どんな考え方なのかを私なりの解釈をご案内します。

「神」の解釈とは?

 ヨーガスートラには、「神」の定義について具体的な記載があります。

神とは…
〇外界のすべて
〇世界そのもの

 つまり、自分自身以外のもの全てを「神」だと表現しています。私以外の人や机・パソコンなどの物・動物や山や川などの自然…全てひとまとめにして「神」と表現しています。

イーシュワラプラニダーナとは?

 イーシュワラプラニダーナを現代風に最もわかりやすく言えば、自分以外のすべてを大切にし、その流れに身を任せることです。

 それは、イーシュワラ・プラニダーナとはサンスクリット語で、「イーシュワラ:神・宇宙現象の全て」「プラニダーナ:祈念・信仰・献身」という意味があります。そして、前項でお話しした神とは自分以外の全てものという考え方と合わせると、外界全てに身を捧げその意志に任せることと解釈できるからです。

イーシュワラプラニダーナ(神への祈念・神への献身)の考え方

外界全てに身を捧げるとは?

 家族・友達など身近な人に行う行為や社会貢献なども含まれます。どんな小さな行動であっても、心の持ち方でそれは全て外界(=自分以外の全て)への奉仕となります。

その意志に任せるとは?

 ✔自分の行動によって起こった反応や出来事に対して、そのまま受け入れる事
 ✔外界(=自分以外の全て)の出来事全てを受け入れる事

神への祈念とは?

 お願いと祈りは違います。お願いとは、自分の利益や見返りを求めて依頼することで、祈りとは自らの意思を固めて誓うことです。イーシュワラプラニダーナでは、外界へ祈る事です。つまり、自分が何をするのかを決めてそれを誓う事です。

【例】

 先輩であるあなたは、仕事を効率的に行う方法を知っていたので後輩に親切心から教えてあげました。後輩はその場では「ありがとう」と言いましたが、その後のもその教えた方法で仕事をしませんでした。あなたは「せっかく教えてあげたのに…」と不満に感じています。

 この場合、教える行為自体は単純に親切心から行っていれば、奉仕となります。(イーシュワラプラニダーナの実践が出来ている状態)
 しかし、あなたが教えた方法の良さを、後輩が本心から理解しなければ後輩の行動は変わりません。あなたが優しく何度教えようと、高圧的な態度で教えようと、その場では「わかった」と後輩が言ったとしても、相手をコントロールすることは出来ません。それに対し不満を持つことはイーシュワラプラニダーナの実践が出来ていない状態となります。

 このような場合も相手の選択を受け入れ、流れに身を任せるというイーシュワラプラニダーナの実践は大切だと言えます。

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【ヤマ・ニヤマ】イーシュワラプラニダーナの実践ができていないNG集

  イーシュワラプラニダーナをもっと身近に感じてもらうために、日常生活においてよくあるNG集をまとめてみます。

イーシュワラプラニダーナの実践NG集
  • 自分のやり方を納得していない人に押し付ける事
  • 必死に努力したけど不合格だったことを 色々と言い訳をする
  • 誰かに見返りを求めて親切にする
  • イライラにして、物に当たり散らす

イーシュワラプラニダーナの実践方法4STEP

 イーシュワラプラニダーナの教えは、自分以外の全て物を大切に扱い、自分の力の及ばない事に対してはそのまま受け入れる事です。

 具体的な実践は、範囲も広くとても難しいと言われていますが、次のリストのような事を意識することがお勧めです。

イーシュワラプラニダーナの実践リスト
  • STEP1
    敬意と感謝の気持ちを持つ
  • STEP2
    自身の行動や選択は丁寧に慎重に!
  • STEP3
    全てを受け入れる心
  • STEP4
    流れに身を任せること

敬意と感謝の気持ちを持つ

 2020年は、それまでは当たり前に出来た人に会う事や外食・旅行を制限され、「当然」という価値観が大きく変わることを実感した1年だったのではないでしょうか?

 外界全てが神と考えるイーシュワラプラニダーナの根本には、当たり前のことは何一つないという考え方があります。だからこそ、人に対してはもちろん、どんな小さな命や物にも敬意と感謝の気持ちを持つことが大切なのです。神社に行って手を合わせるように、教会に行って祈りをささげるような気持ちで、外界全てと接することが実践の第一歩です。

自身の行動や選択は丁寧に慎重に!

 現在の社会においてどんなに科学を発展させようと、全てをコントロールすることは出来ません。何か問題を解決しようと生み出した発明が、一方では新しい問題を発生させることは珍しくありません。

 同じように、私たちの普段の生活でも、何か言葉を発する時や何かを購入する時、何気ない日常生活の選択全てが、少なからず外界に影響を与えています。それを自覚し、小さな選択にも意識を向けて丁寧に行うことが大切です。

 ステップ1の実践により感謝と敬意の気持ちを持つことで、自然と自分自身の行動に対しても慎重になっていきますよ。

全てを受け入れる心

 第一、第二段階の実践によって行った自身の選択(行動)の結果をそのまま受け入れる事です。

 私たちは、何かが起こるとそれを「良い悪い」で判断しがちですが、それは自分の判断基準です。自分にとって「良かった」事は、誰かにとっては「悪いこと」に繋がっているかもしれません。今の自分にとって悪い出来事が、5年後10年後には「良いこと」に変わっているかもしれません。

 自分が丁寧に選択して行動した結果は、そのようなジャッジをせず、ありまのまま受け入れる事もイーシュワラプラニダーナの実践の一つです。

流れに身を任せること

  •  誰かをコントロールしようとしない
  •  運を天に任せる
  •  来るものは拒まず、去る者追わず
  •  諦めも大切

 イーシュワラプラニダーナの実践にはこれらの言葉が適切だと思います。自分が出来ることには限界があり、変えることが出来るのは自分だけです。その事を自覚し、外界を変えようと努力したり、抗う事に自分のエネルギーを使うことを辞め、常に自分自身が今できる事に集中することが、イーシュワラプラニダーナの実践の実践と言えます。あとのことは流れに身を任せて生きていきましょう!

イーシュワラプラニダーナを実践するメリット

 イーシュワラプラニダーナの実践で得られるメリットは、ヨーガスートラにも記載されている通りサマーディの達成が出来ることです。

ヨーガスートラには

神にすべてを任せること(=イーシュワラプラニダーナ)によって、サマーディは達成される

と記載されています。(ヨーガスートラ第2章45節)

 サマーディとは、ヨガを行う最終目的とされ、ヤマニヤマをはじめとするヨガ八支則も全て、このサマーディの状態に達するために行われています。それは、古代から受け継がれる「幸せに生きるための方法」と言われています。

【まとめ】イーシュワラプラニダーナの実践

今回はイーシュワラプラニダーナの考え方と実践方法についてご紹介しました。

イーシュワラプラニダーナとは、自分以外のすべてを大切にし、その流れに身を任せることです。

それは下記によって実践ができます。

イーシュワラプラニダーナの実践リスト
  • STEP1
    敬意と感謝の気持ちを持つ
  • STEP2
    自身の行動や選択は丁寧に慎重に!
  • STEP3
    全てを受け入れる心
  • STEP4
    流れに身を任せること

以上がヤマニヤマ最後の教えとなります。ヤマニヤマは10個全てが同等に大切と言われています。是非ヤマニヤマの実践によって、より人生を楽に生きやすいものにしていただけたら嬉しいです。

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